原皮は、すべてメリノ種の生後4~5ヶ月未満 【スプリングラム】を使用
まず品質が大きく左右する原皮である羊は、オーストラリアのヴィクトリア州にあるベンディゴという地域で生まれ育った
メリノ種という品種です。
メリノ種は保温性の高さから、繊維にしたウール(羊毛)でも最高級とされている品種です。
またメリノ種の特徴として、毛は
根元がコイル状でバネの様になっており、1c㎡あたり4,000本以上の非常に高密度な毛1本1本がしっかりと身体を支える為に、血流の流れが止まらずに、寝具としても快適にお使いいただく最高の条件を満たします。
ご覧の通り、根元がコイル状になっております。
マスダ社では、その最高級のメリノ種の中でも生後4~5ヶ月未満の
【スプリングラム】のみを使用しております。
これは、
一度も毛刈りをされていない為に毛が非常に柔らかい(アンショーンラムと呼ばれます)という点と、夏場を迎えない事で
紫外線による毛のダメージがとても少ないという2つの特徴から、春に取引されるという意味で“スプリング”ラムとして他のムートン製品と一線を画しております。
勿論、特徴としては最高級でも、天然物なので農産物と同じで毎年の出来具合は微妙に異なる場合がございます。
その為、オーストラリアの春(南半球なので10月が春となります)を迎えると、
毎年現地に赴いてその年の質を実際の目で確認し、厳しい自社基準をクリアした原皮のみを1年分一気に買付けます。
厳選した原皮のみを仕入れる為、仕入金額はどうしても高くなりますが、納得のいく製品を作る為には欠かせないというマスダ社の想いがそこにつまっています。